2018年08月15日

ケーブルインダクタンスによる共振

数ヶ月前にお客様に納めた基板が2度も同じ症状で破損。

返却して戴いて破損箇所を修理し故障時と同じ条件ではいくら試験しても再現しないという嫌らしい不具合です。

故障箇所は2回ともほぼ同じ部品で似た様な壊れ方です。
これは何か試験環境に問題がありそうだと仮定し、納品先の担当者さんのやりそうな操作と接続を色々やってみたところ、怪しい現象が確認された。

実験用電源の出力スイッチでON/OFFをしている分には現象が起きないのですが、コネクタの抜き差し&怪しい接触状態でON/OFFを繰り返すと数回に一回ではあるが、、印可して良い定格電圧を大きく上回るスパイク波形が観測された。

ケーブルの長さによってスパイク波形の大きさも変わるののでワイヤーの浮遊インダクタンスらしい所まで突き止めた。
なんとなくであるが、以前から過電圧による破壊みたいな気はしていたがやっと氷山の一角をとらえる事ができた。

とはいっても、理論的確証も抑えていかねばならないので、ワイヤーのインダクタンス、パターンのインダクタンスを想定し、LTSpiceで等価回路を描いてシミュレーション。

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シミュレーションでも、定格なら数十ボルトの電圧しかないはずのポイントが、組み合わせ条件によっては数百ボルトから1500ボルトまで上昇している。

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ある組み合わせでピークになるのでおそらくリードインダクタンスによる共振でここまで電圧が上昇しているのだろう。

であれば、抵抗で共振回路のQを下げたり、Cを抱かせて共振点を発振しにくい所までずらしてあげれば良さそう。

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色々、条件を変えてみてシミュレーションをし相関がつかめたのでこれで問題は片づきそうだ。

あとは作文を書くだけです!

posted by Soki at 18:44| Comment(0) | 実験と考察

2017年11月10日

グラフィックLCDモジュールの評価

このところグラフィックLCDを使う開発案件の打診が増えてきたので汎用的な128×64ドットのLCDコントローラの調査をしています。

有名どころは同じような仕様のST7567、UC1701などが、使いやすいのか安価なモジュールでよく見かけます。
値段も大きさによって変わりますが、バラ購入で¥300〜900程度を安くて気軽に使えるのがありがたい。

arduinoで使うにはu8blibを使うのが手っ取り早いです。私もちょっとArduino-Ideにライブラリーを組み込んで使ってみましたが、豊富な関数で痒いところにすぐ手が届きました。


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ただし、コンパクトに作りたいとか、オリジナルのフォントデータを使いたいとかとなるとちょっと色々勉強することが多くなるので自分で作ったほうが早いかな・・・とも思います。

自分で作るライブラリは、まずは全画面をクリアすることと、必要な座標に1ドットのピクセルを描く関数さえできてしまえば、あとは必要に応じて作るのも楽でしょう。

わたしもピクセル描画関数をつくった後は、汎用文字描画、ライン、ボックス・・・関数を作るのが癖になりそうすがこの先どう役立つかわからないのでこのへんで遊びは終了です。


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そのほか、グラフィックLCD用の簡易フォント生成ツールも作ってみました。
このツールを組み合わせてエクセルのテキスト出力(エクスポート)すれば、フォントテーブル配列を自動生成するのも楽になるでしょう。


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posted by Soki at 00:00| Comment(0) | 実験と考察

2016年03月04日

放熱ゲルパッド

放熱ゲルシートを使ってみました。

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最近はSMTのパワー部品も多くなりました。理想を言えばアルミ基板にして放熱すればいいじゃないかと思いますか、単価やハンダ付けのこと考えると今までのFR4基板で厚銅にするのが良いところです。

それでも、基板に放熱するからには、何か良い方法を考えないとデバイス温度があがってしまって使い物になりません。
従来から売られているゴムシートはあまり厚いものもなく硬い、他の突き出た部品の足も邪魔になるし、基板に放出された熱を逃がしにくい等ちょっと・・・・、と思っていました。

いろいろネット調べてみるとある程度柔らかくて、厚みがあるシートも見つけたので試験的に使ってみると良い感じです。

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基板だけで実験したいたときは、70℃前後まで基板表面温度が40〜50℃位になりました。
実験の度に数度ずれるのは、密着状態や設置状態の影響とみました。
ゲルシートをはさんだ状態で、4点のネジ止めときつく閉めると歪んでしまって密着状態が悪くなりそうな所もでるようです。

あとは、以下に安定した密着状態を作ってあれれば、いろいろな所に役立ちそうです。

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